庭木の剪定について

枝透かし剪定

施工前
施工後

「刈り込み剪定」を繰り返し行っている樹木は毎年同じ場所で葉を切られているため、内部は枯枝や、からみ枝などで混みあっています。よくオバケみたいに大きくなったゴールドクレストやコノテヒバを町中で見かけます。
右の写真のように、枝の根元からハサミを入れて透かす事により、内部に陽光が入り、新芽が幹の方から出ますのでその新芽を生かして翌年に切り戻す(小さくする)ことが可能です。風通しも良くなり病害虫の予防にもなります。何より見ためがすがすがしく気持ちがいいです。

刈り込み剪定

施工前
施工後

「刈り込み剪定」は「枝透かし剪定」と違い、葉や枝の表面をハサミやトリマー(エンジン刈込み機)などで丸や四角に刈込む剪定方法です。床屋さんで例えるとバリカンで散髪をすると言ったところでしょうか?
一番簡単で早い剪定方法ではありますが、やはり表面を刈るだけでは内部の絡んだ枝や枯れた枝がそのままになり樹勢に影響を与えるので、適度な枝透かしは必須です。

強剪定

施工前
施工後

のこぎりやチェーンソーを使用し、葉が少し残る程度まで切り戻します。樹種にもよりますが、春の芽吹き前ぐらいが強剪定の適期です。真夏時に「暑苦しいからおもいきり切ってくれ」とよく言われるお客様がおられますが、夏の強剪定は幹焼けなど樹木の損傷の原因にもなりますのでおすすめできません。



大きく切った切口には防腐剤を塗り、切口からの腐りを防ぎます。この行為には賛否両論あり、「塗っても意味がない、防腐効果が得られない」と言う意見もあるのですが、私たちがこれまで施した樹木の経過を観る限り、塗っているとやはり治癒の速度も早いですし、何より傷々しく見える大きな切口の保護をしてあげたいという「気持ち」が一番大事なのではないかなと考えています。

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